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階段 リフォームのポイント

階段リフォームの中心になる価格帯は、30万円までの間で、全体のおよそ40%ほどを占めています。
この中でも、手すりの設置や滑り止めの設置など、簡単なリフォーム内容であれば10万円前後で工事が可能です。
ただし、手すりの設置は、基本的に壁に設置するものを想定しています。
階段に直接取り付ける「飾り手すり」ですと、手すりの材料費だけで25〜30万円することもあるので、

気をつけましょう。

30万円〜50万円で済む工事で多いのは、既存の階段の表面板材だけを張り替えて、キレイにしたり滑りにくくするリフォームです。
この場合は、使用する床材や壁材、階段のかたちや長さによって費用が変動します。

既存の階段の勾配をゆるやかにするために、段数を変えたりする場合は、構造に関わる大きな工事になるので、100万円以上になることもあります。
なお、このような場合はもともとの階段を再利用するよりも、新しい階段に付け替えてしまうほうが費用が安く済むことが多いので、リフォーム会社によく相談してみましょう。

階段リフォームのポイント

階段リフォームは、「より安全な階段にしたい」という理由で検討される方がほとんどです。
階段の安全性を考える際に重要な要素は、昇りやすく滑りにくい角度や一段の幅、

つかまる場所の確保がメインです。

 

現在の階段が危険なので何とかしたいと思っている場合は、なぜ危険なのかを考えて、

間違ったリフォームをしないように注意しましょう。

 

また、費用や家の構造上、どうしても勾配をゆるやかにできない場合もあります。
そんな時は、階段への手すりの取り付けや、滑りにくい床材への交換などで多少安全性を確保できることもあるので、よく相談の上、出来る範囲でリフォームをするのもひとつの手です。

 

階段の移動など大きく構造を変える階段リフォームをする場合は、それ以外の場所も合わせてリフォームをしたほうが費用・工期ともに効率的なので、家の全体像まで考えてリフォームをしましょう。

階段はかたちによって4種類にわけられますが、どのかたちにするかも安全性に関わります。
最も一般的な直階段は費用も安く済みますが、短い距離で高さをださなければいけないので、急勾配になりがち、踊り場もないので万が一転落した場合に、階下まで落ちてしまう危険性があります。

階段リフォーム事例

事例1:階段への手すり設置

材料費:約4万円

工事費:約8万円

総額:約12万円

直階段の場合の手すり設置リフォーム費用で、今回は、下地の補強をする場合の工事金額です。

使用する手すりの価格は、長さ1mあたり5000円〜20000円ほどですが、コーナー部分が多い「かね折れ階段」や「らせん階段」の場合は、少し金額が高くなります。

また、取り付ける手すりの太さは32mm〜35mmくらいが目安ですが、子供でもしっかりつかめることを考えると、あまり太すぎないほうがいいでしょう。階段に設置する手すりは、かなりの力が加わることもあるので、自分で設置するよりは施工会社に依頼をして、下地がしっかりしている部分に取り付けてもらいましょう。場合によってはこちらの事例のように、下地の工事が必要になることもあるので、予算はゆとりをもって考えておくことをおすすめします。

事例2:滑り止めシート設置

材料費:約1万円

工事費:材料費に含む

総額:約1万円

階段の踏み板に滑り止めシートを取り付ける場合の費用です。階段で起きる事故は、踏み外しや滑りによる落下や転倒がほとんどですので、各ステップにすべり止めのシートやマットをつけるだけでも安全性を改善することができます。階段のステップ全体に取り付けるマットや、端につける目立たないタイプなど、色々なデザインが出ているので、好みに合わせて選んでください。階段の段数分すべてあわせても1万円以下で購入できるものもあるので、滑りやすいかもしれないと感じたら、気軽に取り付けてみましょう。

事例3:階段の場所変更リフォーム

材料費:約20万円

工事費:約25万円

総額:約55万円

階段の幅をゆるやかにするリフォームの費用です。既存の階段まわりにスペースのゆとりがあれば、階段の位置を移動せずに階段のステップの高さや幅を変更することが可能です。この場合は、階段の一段の幅が狭く危険だったので、高さを変えずに一段あたりの幅を広げました。

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