バスルームの種類と選び方
一日の疲れを癒すバスルーム。リラックスしたいですよね。
だからこそ、妥協したくないですし、様々な不満が起こりやす場所でもあります。
例えば、バスルームは水カビや汚れ。
身体をきれいにするところだからこそ、清潔したいと思っていると思います。
または、冬に入るとき床が寒いと言った声もあると思います。
今回はバスルームのリフォームをする際に知っておきたいバスルームの種類や注意点を
ご案内いたします。
バスルームの設備
1.壁・床・天井などの素材
バスルームのリフォームをする際に壁・床・天井の素材はとても重要なポイントです。
デザインで選ばれる方がいらっしいますが、「安全性やお手入れのしやすさ」を
確認するとよいでしょう。
浴室の床は濡れているので、滑ると危険です。滑りにくい材質の床材を選んだ方がよいです。
次に素材についてですが、代表的なものは「樹脂系」「タイル」「ステンレス」「木製」「塗装壁」の
5種類です。
それぞれ、保温性、乾燥性、手入れなどの特徴をまとめていますので確認しておきましょう。
樹脂系
樹脂系はシステムバスで最も一般的な浴室素材です。
在来工法でも使用可能です。サイズやデザインはメーカーによって限定されますが、
近年では色合いのバリエーションも多彩になってきています。
5種の中で、保湿性は高く、乾きやすく、水はけの機能を高める加工がされたものもあります。コストは中間的な価格になります。
タイル
タイルは、昔から浴室の素材として使用されてきました。
サイズ、色、デザインのバリエーションが豊富で、腰板部分のみタイルを用いたり、
床や壁の全体に使わず浴室コーディネートのアクセントとして部分的に使用したりするなど、デザイン性の高い空間演出が可能です。
目地の掃除は手間がかかりますが、近年では大判タイプのものが登場し、目地の手入れが比較的楽になり、人気があります。 また、滑り止めの加工がされており、コストは樹脂系よりも高めです。
ステンレス
ステンレスは、カラーを選ぶことができず、冷たい肌触りと無機質な印象からぬくもり感が得られないため、苦手という方も多いです。しかし、サビや傷に強く耐久性が高いことから、お手入れが簡単です。 保湿性は高く、乾きやすいです。また、一見滑りやすそうに見えますが、滑り止めのため、表面に凹凸があるエンボス加工が施されたものもあるため安心です。
コストも5種の中では中間的な価格になります。
木製
木製は、システムバスに用いるのには難しい素材となりますが、
在来工法で和風の浴室にしたい方に好まれる素材になります。
木の香りや柔らかい肌触りによる自然素材特有のリラックス効果が魅力的ですが、材質によって耐久性や防カビ効果などに差異があるため、材質選びは難しいです。
自然素材のため材質によって価格差があり、手間もかかるため、
コストは樹脂系よりも高めです。
塗装壁
塗装壁は、モルタル、コンクリート、しっくいなどを壁に塗装する方法で、
一昔前までは浴室によく用いられてきました。表面に塗装を施す際に、色の選択は可能ですが、バリエーションもなく見た目の質感はほほ変わりません。
コストは最も安いのですが、汚れが落としにくく手入れは面倒であることと、
カビが発生しやすく汚れやすいことから、劣化しやすく、近年では、用いられたとしても、腰板から上のみに用いられることが多いようです。
2.浴槽
浴槽にも、トイレと同じように和式や洋式があることをご存知でしょうか? 今一番人気の浴槽は、和洋折衷タイプの浴槽です。
和式
座って入浴するタイプで、昭和の時の日本の浴槽と言えば
イメージは伝わりますでしょうか?
幅は狭く深さがある浴槽です。
洋式浴槽
オシャレなホテルなどで見かけることがありますが、
幅が長く足を伸ばして入浴ができるタイプの浴槽です。
和洋折衷
和式と様式の中間タイプで、現在の主流の浴槽です。
一番人気があり、種類や素材のバリエーションが豊富です。
浴槽の素材について
FRP(ガラス繊維強化プラスチック)
特徴:保温性・耐久性・耐衝撃性が高く、肌ざわりにもぬくもり感がある。カラーバリエーションも豊富で価格も手ごろ。手入れは簡単。
ホーロー
特徴:独特のなめらかな肌ざわりと美しい色合いが人気の理由。お手入れは比較的簡単。価格はFRP・ステンレス等より高め。
ステンレス
特徴:高い耐久性と保温性が特長。傷やサビにも強く手入れも簡単、価格も手ごろ。
人工大理石
特徴:商品バリエーションが多いため、サイズ・色合いの選択肢が多い。価格帯の広いため、予算に合わせての選択肢も広い。お手入れも簡単。
木製
特徴:檜に代表される純和風イメージの浴槽。保温性・耐衝撃性が高く、木材独特の心地よい肌ざわりが人気の理由
タイル
特徴:形状がオーダーメイドできるため、個性的な風呂づくりには最適。
3.水栓
今は機械で操作するものが圧倒的に多いので、簡単にボタンをおしたりノズルを回したりするだけでいいものがおすすめです。お子さんにも簡単に使えて、お年寄りにも使いやすいので、操作も安心です。冷めたお湯を温める方法としては、差し湯形式か追い炊き形式もありますが、両方の機能がついているものもあります。
4.扉
実はこちら、扉も結構重要です。形式としては引くか押すタイプ開き戸、スライドするタイプの引き戸、途中で折れるタイプの折れ戸が主流ですね。これらは使い勝手の問題になってくるので、きちんと選んだほうがいいです。
素材としてはガラスだったり木製もありますが、
機能やデザイン性で決めるといいかと思います。