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玄関リフォームのポイント


住まいの顔となる玄関。単なる出入り口ではありません。来訪者にとっては最初に目にする場所でもあり、玄関を見ただけで家主の個性や好みまでわかると言われます。玄関をリフォームすることで家全体の印象も変わります。個性を演出しつつ、使いやすさをアップするリフォームを目指しましょう。

なおマンションの場合、屋内側のリフォームは問題ありませんが、個別の家の玄関は共有部分であり、錠部分をのぞいてリフォームできることはほとんどありません。

 

玄関リフォームのポイントを整理

玄関にはリフォームの対象になるポイントがいくつかあります。まずは、何をリフォームしたいのかを整理し、優先順位を付けなければなりません。主なリフォームポイントには、「玄関ドア」、「収納」、「内装」、「明るさ」があります。1つずつ確認していきましょう。

 

玄関ドア

家全体の統一性を重視するなら、和風住宅の場合は木製の工芸的な引き戸を、洋風住宅なら装飾のある金属製のドアがオーソドックスな選択です。色も外壁と同系色のものを選びましょう。

一方で、玄関ドアについては、個性や遊び心も少しは表現したいと考えている方も多いでしょう。外観がシンプルな住居に、あえてアクセントとなるような濃い色の玄関ドアを選ぶことで、玄関が住居を際立たせてデザインに優れた住まいにすることもできます。また、金属やコンクリートの壁と木の玄関ドアといった、一見ミスマッチな組み合わせでも、素材感の違いが個性を生み出すこともあります。広い開口部をとれることもあり、洋風の住居に木製の引き戸を導入する事例も多くあるのです。

玄関ドアには個性的なデザインやカラーリングのものもあり、バリエーションは豊富です。気密性や防犯性、ガラスを使ったドアなら採光機能といった機能も踏まえつつ、イメージを膨らませながら自由に組み合わせを楽しんでください。

最近では、施工時に既存の玄関枠をそのまま残し、その上に新しい玄関用の枠をかぶせるカバー工法という工事方法が増えています。この工法を実施した場合、家自体の設計は変わらないため、施工期間が短くて済むことが利点です。

 

収納

傘や掃除道具をはじめ玄関に置くと便利な品物は意外と多いものですが、その玄関をスッキリまとめるのに欠かせないのが収納です。最近は、収納力だけでなく、インテリアとしても満足できるモダンなデザインの収納家具も増えています。スペースを重視するなら天井までの高さがあるものが有利です。また、壁面をうまく使って収納スペースを確保しましょう。壁厚を利用してくぼませたスペースはニッチと呼ばれますが、ニッチ内にカウンターを設ければ、花びんや絵画を飾ることもできます。

またもっと大胆にスペースを作るのであれば、靴を履いたまま出入りできるちょっとした棚のある空間を玄関脇に作ると、玄関の使いやすさがぐっと上がります。扉を設けると見た目もすっきりしますが、のれんを吊してみても利便性と演出を兼ねた面白い仕切りになります。

必要なものだけを外に出して、見せたくないものは収納し、スッキリとした玄関を心がけましょう。

 

内装

扉を開けると、玄関にはまず土間(靴を脱ぐ場所で、たたきとも呼ばれます)が、そして、かまち(高さが変わる段差に渡す横板のことで、漢字では框と書きます)があって、玄関ホールの床につながります。この部分の段差が大きいと出入りが大変なので、ステップになる式台を設置したり、段差を小さくするリフォームの事例が多くなっています。また、靴の脱ぎ履きの時にバランスを崩すことも多いので、簡単なイスを置いたり、手すりを設置することもあわせて検討しましょう。

なお土間については、タイルや石を貼り付けたコンクリートでの仕上げが一般的です。土間でも外観や耐久性は重要ですが、ここでの最大のポイントは、水に強いこと、掃除がしやすいこと、すべらないことです。土間は外からのほこりや土で汚れやすく、雨水で濡れる場所です。水に強く手入れがしやすいことは、玄関をきれいに保つために大事ですし、濡れた靴でもすべらないことは安全面からも重要です。

 

DIYでできること

最近は玄関ドアを購入して自分で取り付ける方もいらっしゃいます。この場合気を付けたいのは、ドア(扉)だけの交換なのか、ドア枠からの交換なのかによって難易度が変わってくることです。ドアだけの交換の場合、まったく同じ大きさで蝶番(ちょうつがい)や鍵の位置も同じものが入手できれば、取り外し・取り付け作業だけですみます。ドア枠からの交換の場合は、モルタルやサイディングなど、取り付けられている素材によって作業の工程や必要な材料が変わってきます。また、枠のサイズが1mmでも異なれば、隙間ができたり、元の場所にはまらなくなったりしますので、DIYで対応するのは難易度が高いと思われます。

なお、ドアノブや鍵の交換は可能ですが、仕組み・形状・寸法が違うさまざまなタイプのものがあります。鍵の性能に関係することもあるので注意し、まずはしっかりとタイプを確認してから作業を行ってください。

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